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Chapter1【Stairs to Heaven 】-03-  

1期Heavens War


プロローグ

Chapter1 【Stairs to Heaven
前々回: -01-
前回: -02-

-03-

...





目を覚ました時
俺は白いベッドに横たわっていた
体の節々が痛い
...よく見ると体のあちこちに包帯が巻かれていた
左手に巻かれた包帯が一番酷く黒ずんでいた
血だろうか?
自分の体になにが起きたかサッパリ覚えていない

ただ、一つだけはっきりと覚えている


逃げないと


この五文字だけは頭の中でくっきりと残っていた

やがて自分が居る部屋に誰かが入ってきた


やっと起きたんですね
意識を取り戻されてよかった



まだ若々しい娘
話によるとこの村の近くの森で血だらけになって倒れているところを
村人に発見されたらしい
そしてここに運び込まれたそうだ

しかし、その発見された日から
4日という日数が流れていた


中々目を覚まさなかったので
心配しました。本当によかった



誰かもよくわからない
そんなお人好しの娘に微笑まれた
どういう反応をすればいいかよくわからなかった...

だけど俺は今すぐにすべき行動ははっきりとわかっている
このままではこの村も被害にあう
そんな心配と焦りで俺は立ち上がろうとしていた
が彼女は俺を止めた


いけません まだ完治してないんです
ちゃんと治るまではどこには行っちゃいけません!



一時を争う・・・
こんなことをしてる暇などないんだ


逃げないと


俺は彼女の腕を振り切り
部屋から飛び出た
その際に傷口が開いたらしく
左腕の包帯からは血が垂れ
腹部の包帯はどんどん赤く染まっていく
ズキズキと痛む
そんな痛みになど構っていられない
俺は砂漠の方角へと走った


村から離れてどれぐらいたっただろう
もうそれすらわからなくなるほど 歩いた気がする
目の前には砂漠が広がっている
進んでも進んでも同じ景色が頭の中へと入ってくる

その時
ズドォーーン
村の方角から爆音が響いた

村人の悲鳴と共に

やってしまった
関係のない人まで巻き込んだ
教団が俺を匿った少女を
手に掛ける光景が嫌でも脳裏に浮かんでくる


うっ・・・あっ・・・あっ


声にすらなっていなかった
力も入らない

腹部からは傷跡と
凄まじい罪悪感によって重々しいほどの痛みがのしかかってくる
それはまるで重石を何個も腹の上に落とされたような重い重い苦しみ


今更なにもかも遅いんだ


一度動き出した破滅の歯車は
壊れるまで止まりはしない
まるで獲物を見つけた獣のように

教団を軽視しすぎていた
なぜここまでするかなんて俺には到底理解できない
これ以上 人を巻き込む前に・・・

勿論結果は決まっていた

俺にそんな勇気も決断力もない
ならばせめて目的地には行かなければ
そう決心し再び足を動かす


そして幾らかの時が流れた

-3日後-

喉や唇は乾燥しきり
まるでミイラのような体
もうかれこれ3、4日食事を採っていない
今生きていることすら不思議だ
教団は追ってきているのだろうか
後ろを振り返る力ももうないだろう

そして俺はとうとう倒れた
生きる気力すらもうすでになかった

動き疲れた
歩き疲れた
考えることに疲れた
生きることに疲れた

もうなにもかも疲れた

なに一つ考えられない
動くことすらしようと思えない
今までの努力はなんだったのだろう 知るか
今までの人の親切心とはなんだったのだろう 知るか
俺の目的とは一体なんだったのだろう 知るか
知るか知るか知るか知るか知るか知るか知るか知るか
そんなもの知らない もうどうだっていい

...一瞬なにかが光った気がした
一体なんだろうか...


まだ貴方には生きる術があります
さぁあがりなさい 貴方の目の前にある その光の道を
前を向いて 目を背けずに歩いてきなさい



ちょっと前にも似たようなことがあった気がする
そんなことは心底どうでもいい俺にはもう関係ないんだ
これは神のお告げなのだ
そう思った

そして俺は
今まで歩いてきたのが嘘のような程軽い足取りで
言われるがままに
目の前に突如現れた光る階段を登った

その先になにが待ち受けているか
その先に一体なにがあるかなんて
今の俺に考える予知はない

さぁ 行こう 光輝くその先へ


Chapter1Stairs to Heaven】 -Fin-
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2012/02/13 Mon. 23:08 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

教団必死すぎるw
アクの強い大型組織は何やってくるかわからんから面白いね

ポポロン #- | URL | 2012/02/14 23:32 * edit *

コメント返信

>ポポロン様
必死というのにはちゃんと理由があるからこそですかね・・・
大型組織すぎるから人が少しでもいると危険性が高かったり(´・ω:..::.:.:.::

SideNine #- | URL | 2012/02/15 02:11 * edit *

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